泡のように、やがて夏が終わるまで
「バブルピース」
表紙・本文イラスト:うとまる
頒布価格:1000円
新書版/168P
井上雑兵の長編小説「バブルピース」、その完全版となります。
少年、少女、出会い、恋、夏、蟹、その他いろいろと例によってよくわからないものが詰まっています。
同人小説ではありますが、同人ならではの「後先の考えなさ」そして「やりたいことをやった」感を堪能いただければ幸いです。
なんともあらすじや見所を紹介しづらい内容なのですが……。
しかし今回、いつもお世話になっている小説家・漫画原作者・脚本家の深見真さんに推薦文を寄せていただきました!
ありがとうございます。
藤子不二雄のSF短編的なプロットが、
村上春樹の小説と出会ったような物語。
菅野ひろゆき脚本ゲームのような読後感。
……「のような」をこれ以上重ねても意味がないかもしれません。
とにかく「面白かった!」ということが言いたい。
文豪バルガス=リョサは、
その著書『若い小説家に宛てた手紙』でこう書きました。
「作家にとって書くという行為が一番いい生き方であり、
書いたものを通して得られる社会的、政治的、
あるいは経済的な結果などどうでもいいと
考えているからなのです」
……『バブルピース』を読んでいると、そんな「作家の原点」を感じました。
これから先、カニ料理を食べるときには
いつもこの本を思い出すことになりそうです。
2年かかりましたが、ようやく書きあげることができました。
とにかくやりたいことはすべてやり、書きたいことはすべて書いています。
表紙のイラストをはじめ、鬼才
うとまるさんのキュートかつ妖しいイラストが満載で、見た目にも楽しんでもらえる一冊になっています!
当サークルrandam_butterを通じていろいろやってきた井上の文芸、その集大成となるものと自負しています。
手にとって、最後まで読んで……ぜひ(無論、いい意味で)呆然・唖然としていただきたいです。
夏のコミケ。2012年8月12日。
日曜日 東地区ケ-20a「randam_butter」にて。
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2012.07.17
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